2024年11月に開業した「TODA BUILDING」を見学した際の紹介をします。
概要
所在地:東京都京都中央区京橋1丁目7番(住居表示:京橋1-7-1)
地下3階・地上28階・塔屋1階、高さ約165m、延床面積約94,900㎡
用途はオフィス、店舗、文化施設。上層階がオフィス、低層階(1~6階)は芸術文化エリアがあります。
「人と街をつなぐ」をコンセプトに、アートとビジネスが交錯する新しい芸術文化の発信拠点です。
低層部には現代アートを扱うギャラリーやミュージアム、飲食店、カフェ、イベントホールなどがあり、一般来館者も自由にアートを楽しめます。京橋の歴史性や職人文化を継承し、街に開かれた広場や路地的な空間を建物内に再現しています。
気になったところ① 都市再生特別地区制度の活用(広場、テラス)
都市再生特別地区制度を活用しており、その制度に基づいた都市環境整備の一つとして地上の広場と屋上テラスを整備しているそうです。

地上の広場にはアートの展示、植栽と一体となったベンチがありゆっくりすることができます。1階のカフェで買ったコーヒを飲みながらくつろぐのも良いかもしれません。

6階のミュージアムカフェ階に屋上テラスがあり、誰でもテラスに出ることができます。ベンチと屋上緑化もありました。

1期工事で作られたミュージアムタワー京橋と一体での開発のようで、ミュージアムタワーとTODA BUILDINGの間の通路も都市再生制度によるもののようです。

気になったところ② 外装カーテンウォールのフィン
外装は、アルミカーテンウォールで作られています。先端にはフィンがついていて日射遮蔽効果を高めているようです。

遠くから見ると同じ形のフインが連続しているように見えますが、近くでみると凸形状と凹形状の2種類のフインが交互についていました。

気になったところ③ 開放的な吹き抜け空間
エントランスは、吹き抜け空間となっており、中央部にはアート作品が展示されており、「アート」をテーマにした建物ということが訪れた瞬間に感じる建物となっていました。

また、吹き抜けに面した2階部分には、回廊が回されており、回廊部分でも展示空間が設けられており、建物内を巡っている際も立体的にアート空間を感じることができました。

気になったところ④ レガシーの継承?
エントラスを入った瞬間に目を引くのが陶器質のようなタイルのアクセント壁です。
旧戸田建設本社ビルで使われていた泰山タイルをモチーフとしたようなデザインでした。レトロな風合いで趣がありました。


以上、東京都中央区にある「TODA BUILDING」の気になったところを紹介いたしました。
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